~プログラムの背景~
人的資本への投資が注目される中、組織のウェルビーイングが成果や業績を左右することが明らかになっています。同時に、組織を構成するチームのチカラ、それを導くリーダーの役割を再評価する動きもあります。
答えが一つではない、先行きが見えづらい時代の中で、どのようなリーダーが求められているのでしょうか?求心力の一つとなるのが、リーダーのHope(単なる楽観ではなく、意志あるビジョンと遂行する努力を伴う)だといわれています。
研究により、強みに目を向けるリーダーの存在は、チームのエンゲージメント、学び合い、組織へのコミットメントを高めること、バーンアウトやリテンションの防止にもつながり、結果的にチームや組織の成果につながることが明らかになっています。
そして、その時求められるのが、チームや組織のミッションやビジョンを明確かつ効果的に伝播できる“トランスフォーメーショナル”なリーダーなのです。
本プログラムでは、リーダー及びネクストリーダーのHopeの育成に伴走します。
~人的資本、ウェルビーイング経営につながるプログラム~
このプログラムは、ポジティブ心理学で実証されているホープ(HOPE)理論に基づきます。「意志あるところに道はある」と言われるように、リーダーの意志(will power)とゴールへの道筋 (way power)を育成し、現場課題に応用し、自身と組織を持続的発展へと導くことを目的とします。
リーダー自身の強みと価値観ベースに自己を知り、自身の人生のビジョンをクリアにし、チームの課題、組織の理念に向き合いながら、"自分ならできる(自己効力感)"を最大化。Hopefulなリーダーの影響力をチームに波及させていく、現場課題解決型のウェルビーイング・プログラムでもあります。
~プログラムの特長~
プログラムの構成は、「講義」+「実践(プラクティス)」+「現場への落とし込み」+「振り返り」です。そして、プラクティスはポジティブ心理学や組織心理学で検証されている介入を用いるため、一定期間プログラムに取り組むプロセスの中で、リーダー自身のウェルビーイングにつながります。
そして、プラクティスするコーチングの問いやフレームワークは、そのまま現場へ持ち込むことが可能となります。リーダーのポジティブなエネルギーは伝染することが明らかになっており、その先にあるチーム全体の“できる(集団的効力感)”につなげていきます。
このループを繰り返すことで、組織成果につながるウェルビーイングの実践を習慣化、チームや組織の文化を作っていきます。

- ~プログラム概要~
- 以下は標準的なプログラムの一例です。内容や期間はニーズアセスメントのあとで都度カスタマイズしていきます。
【対象】リーダー及びネクストリーダー
※組織内での階層別研修にも適応可能
【達成目標】
・仕事とウェルビ―イングの関係を理解する
・自身の強みとリソースを知る
・自身及びチームや組織のビジョンをクリアに言語化する
・プラクティス(ウェルビーイングの実践)を通して、チームづくりへの応用視点を持つ
・現場課題に応用する
・自身のウェルビーイングの変化を知る(測定)
【概要】全6回 各回120分 ※月2回×3ヵ月、月1回×6カ月など
【構成】「講義(50分)」「ウェルビーイングの実践(60分)」「振り返り(20分)」+「日々の実践」上図参照
【内容(標準形)】
1.組織とウェルビーイング概論、ウェルビーイング測定
2.自身の強みと価値観を知り、相手を知る
VIA強みの診断、ピアコーチング、など |
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3.自身の人生の意味、仕事の意味を考える
ikigaiベン図、meaningワーク、など |
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4.リーダーとしてのビジョンを描く
エコシステム発想、解決焦点型AIワーク、など |
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5.リーダーとしてのHopeづくり
意志表明と複数の道筋の作成、組織のMVVとの接点探し |
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6.アクションプラン発表と全体振り返り、ウェルビーイング測定
物語り化、行動指針の発表
Hopeジャーニーからの気づき、組織やチームへの応用視点ディスカッション |
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